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Nanofiberナノファイバー事業

Serviceサービス内容

タマル製作所のナノファイバー事業は、
独自の特許技術「e-AFD工法・AFD工法」 を核に、
高性能なナノファイバー製品の開発・製造、および関連装置の提供、
知的財産管理まで、包括的なサービスを展開しています。

タマル製作所の
ナノファイバー事業は、
独自の特許技術
「e-AFD工法・AFD工法」 を核に、
高性能なナノファイバー製品の
開発・製造、および関連装置の提供、
知的財産管理まで、
包括的なサービスを展開しています。

Main Usageナノファイバーの主な用途・活用範囲

顧客のニーズに合わせたナノファイバーを、高い技術で設計し、受託製造します。医療、フィルター、
エネルギー、繊維・衣料など、幅広い分野への応用を視野に入れた商品開発をサポートします。

Main Usageナノファイバーの
主な用途・活用範囲

顧客のニーズに合わせたナノファイバーを、高い技術で設計し、受託製造します。医療、フィルター、エネルギー、繊維・衣料など、幅広い分野への応用を視野に入れた商品開発をサポートします。

  • Medical医療分野

    細胞の足場となる人工血管や再生医療用素材、創傷治療用のドレッシング材として利用され、細胞の成長や組織の再生を促進します。抗菌性や薬物放出特性を持つナノファイバーは、感染予防や治療効果の向上にも貢献します。

  • Filterフィルター

    PM2.5やウイルスなどの微細な粒子を除去する高性能な空気清浄フィルターや浄水フィルターとして、健康や環境保護の面で重要な役割を果たしています。

  • Energyエネルギー分野

    電池の電極材や燃料電池の構成材料として、電池の高性能化・長寿命化に寄与し、エネルギー貯蔵技術の進化に貢献することが期待されています。

  • Textiles/Clothing繊維・衣料

    防水・通気性のある衣類素材や吸水性の高い繊維として、スポーツウェアやアウトドア用品などに用いられ、快適性と機能性を向上させています。

  • Automotive自動車産業

    軽量かつ高強度の特性を活かし、車両の燃費向上や排出ガス低減に貢献する内装材やフィルター、また、車内の静音性を高めるための音響特性に優れた素材としても期待されています。

  • Environment環境技術

    廃水処理や環境浄化において、吸着特性を活かして重金属や有害物質を捕集し、浄化プロセスを効率化することが期待されています。

Manufacturing Developmentナノファイバー受託製造・商品開発

  • Sheet & Polymer Developmentナノファイバーシートと量産に適したポリマー(樹脂溶解液)の開発

    Sheet & Polymer Developmentナノファイバーシートと量産に適したポリマー(樹脂溶解液)の開発

    お客様のニーズに基づき、量産予定のナノファイバーシートおよび専用ポリマー(樹脂溶解液)の開発を行います。開発期間は3日~2ヵ月と、迅速な対応が可能です。

  • Equipment Developmentナノファイバー生産装置の開発

    Equipment Developmentナノファイバー生産装置の開発

    常温常圧での操業が可能で、エネルギー消費を抑えた、環境に優しい装置です。高い繊維径制御性により、目的に応じたナノファイバーを安定して生産できます。顧客の用途に合わせたカスタマイズにも対応します。

  • Sample Supplyナノファイバーシートの製作

    Sample Supplyナノファイバーシートの製作

    一般的な樹脂を使用したナノファイバーシートの有料サンプルを製作しています。ナノファイバーに触れてみたい方や、研究に活用したい方のために、指定の樹脂を使用し、少量生産を承ります。実験にお役立てください。詳細はお気軽にお問い合わせください。

  • Intellectual Property知的財産管理(特許・商標・意匠)

    Intellectual Property知的財産管理(特許・商標・意匠)

    ナノファイバー関連技術の特許、商標、意匠などの知的財産権を適切に管理し、事業を保護・推進します。特許技術「e-AFD工法・AFD工法」を軸に、継続的な研究開発と知的財産戦略を展開しています。

What are Nanofiber?ナノファイバーとは

ナノファイバーとは、直径がナノメートル(nm)オーダーの、極めて細い繊維のことです。
1ナノメートルは1メートルの10億分の1であり、髪の毛の太さの数万分の1に相当します。
この微細な構造により、ナノファイバーは従来の繊維にはない、優れた特性を発揮します。

Featureナノファイバーの特徴

超比表面積効果

非常に大きな比表面積を有します。このため、単位質量あたりの表面積が飛躍的に大きくなり、分子認識性や吸着特性が向上します。これは、環境浄化、水処理、医療分野でのフィルターや吸着剤などに広く応用されています。また、触媒反応の効率向上にも寄与します。

ナノサイズ効果

ナノファイバーの直径が光の波長より短いため、光の乱反射が減少し、透過率が向上します。また、その細さゆえに、流体通過時の圧力損失を最小限に抑え、微細な粒子を効果的に捕捉できます。これらの特性は、空気清浄機や水処理システムなどに応用されています。

Manufacturing method製造方法

ナノファイバーは、一般的にエレクトロスピニングと呼ばれる方法で製造されます。
この方法では、電場を利用して溶液を引き伸ばし、細かい繊維を作り出します。
この他にも、溶媒蒸発法や相分離法など、製造方法は多岐にわたります。

Electrospinningエレクトロスピニング法とは

ナノファイバーの一般的な製造方法として、エレクトロスピニング法が挙げられます。この方法は、高電圧を利用してポリマー溶液やポリマーメルト(加熱して溶かしたポリマー)からナノファイバーを作り出す技術です。

How to makeエレクトロスピニングの仕組み

  • Step 1ポリマー溶液を準備

    ポリマー溶液またはポリマーメルトをシリンジ(注射器型の容器)に入れ、高電圧電源と接続します。

  • Step 2電界の形成

    シリンジのノズル(キャピラリー)と収集板の間に高電圧をかけることで、強力な電界が形成されます。

  • Step 3繊維の引き伸ばし

    電界が強くなると、ノズル先端から溶液の糸が引き出されます。この糸が収集板に到達するまでの間に溶媒が蒸発し、極細で連続したナノファイバーが収集板上に堆積します。

Advantageエレクトロスピニング法の利点

多様な材料に対応

エレクトロスピニング法は、ポリマー(プラスチック素材)だけでなく、セラミックス(陶器のような材料)や金属など、さまざまな材料にも対応することができるため、非常に幅広い分野に応用が可能です。たとえば、医療分野では傷を治すためのフィルムや人工皮膚、エネルギー分野では高効率の太陽光パネルやバッテリーの材料、さらには環境保護のためのフィルターや分離膜など、多くの産業で利用されています。

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